デザインイノベーションコンソーシアム主催「プロフェッショナル・デザインキャンプ」を実施しました。
11月18~21日の3日間にわたり、デザインイノベーションコンソーシアム主催「プロフェッショナル・デザインキャンプ」を実施いたしました。
デザインイノベーションコンソーシアムは、京都大学デザインスクールと産業界・行政の連携により、産(企業・NPO)官(行政機関)が抱える実問題を、大学が持つデザイン理論や手法を用いて解決していく場として設立されたものです。
提供プログラムの一つである「プロフェッショナル・デザインキャンプ」は、異業種の企業の方々が集まり、協働で社会テーマを考える3日間のワークセッションです。
今回のテーマは『2025年徒歩5分圏内の空間の暮らし方を考える』。住まいや街をとりまく社会環境の変化と10年後の街や暮らしのデザインに、我々博報堂イノベーションラボの未来洞察の手法を通じてチャレンジしていただきました。
ワークショップには総勢24名が参加、5つのチームに分かれて討議を行いました。
まず“未来イシュー”として10年後の徒歩5分圏の変化の仮説づくり、さらにスキャニングマテリアルを活用した“想定外社会変化仮説”づくり、それらを掛け合わせた強制発想で新たな機会探索を行い、最後にサービスアイデアの構築とプロトタイピングを実施。
3日間という限られた時間で、生活者の課題と社会の課題を抽出しつつビジネスアイデアに転換していく作業はかなりハードではありましたが、異なる業界や職域に属するメンバーとのセッションは刺激的であるとともに、自社だけでは思い至らないようなアイデアや気づきの創出がなされていたのではないかと思います。
街づくりやコミュニティの未来は、企業の垣根を超えて我々が共通して描いていかなければいけないテーマとなっています。今後もこのような取り組みを継続して行っていくことの必要性を強く感じたワークショップとなりました。
「Professional Design Camp 001」レポート
(板井)